2024.08.19

【塾講師歴22年のプロが教える】小学校低学年のうちにやっておくべきこと7選!

野原を走る小学生

小学校低学年の子どもを持つ親御さんの中には、「この段階で何をやっておくべきか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

特に6~9歳の「つのつく年齢」の子どもは、非認知能力を育む重要な段階にいます。

子どもの将来を左右すると言っても過言ではない重要な時期に、親としてできることをやっておくのが大事です。

本記事では、塾講師歴22年のプロが、小学校低学年のうちにやっておくべきこと7選を紹介します。

すべてをやる必要はないので、実践できそうなものから少しずつ始めて見てください。

小学校低学年の子どもの特徴

小学校低学年の子どもたちは、幼児期から学童期への移行段階にあります。

この時期、子どもたちは大人の言動を模倣しながら、善悪の判断や社会のルールを学んでいくの特徴です。

言葉の使い方が上手になり、周囲の世界への好奇心も高まっていきます。

特に注目すべき特徴として、道徳観の芽生えと社会性の発達が挙げられます。

「これはいけないこと」という理解が深まり、集団生活のルールを少しずつ身につけていくのです。

また、自然や美しいものに感動する心も育ち始めます。

一方で、この時期の子どもたちは、新しい環境への適応に苦労することも。

いわゆる「小1プロブレム」と呼ばれる現象も、この時期の特徴の一つです。

「小1プロブレム」とは、小学校1年生のとき、入学後数ヶ月にわたり落ち着きがない状態が続く現象のことです。

小学校低学年のうちにやっておくべきこと7選

小学校低学年の時期は、子どもの心身が急速に発達し、多くの新しいものごとを吸収します。

6歳から9歳頃のこの時期に、基本的な生活習慣や学習態度、社会性の基礎が形成されるのです。

そのため、この時期に親がどう関わるかが、子どもの成長にも影響を及ぼします。

以下に、小学校低学年のうちにやっておくべき7つの重要なポイントを紹介します。

  1. 基本的な生活習慣を確立する
  2. 学習の基礎を楽しく身につける
  3. 読書習慣を身につける
  4. 運動能力を伸ばす
  5. 多様な体験を積む
  6. 創造性と表現力を育む
  7. 社会性とコミュニケーション能力を養う

これらを意識して取り組むことで、子どもの健全な成長を促せるでしょう。

1.基本的な生活習慣を確立する

基本的な生活習慣の確立は、小学校低学年の子どもの健全な成長に不可欠です。

まず大事なのが、規則正しい睡眠リズムです。

毎晩同じ時間に就寝し、朝は決まった時間に起きる習慣をつけましょう。

朝食をしっかり取り、バランスの良い食事を心がけることも大切です。

身の回りの整理整頓も重要な習慣です。

学用品やおもちゃを自分で片付ける、衣服を畳んでしまうなど、簡単な家事を日課にすると良いでしょう。

これらの習慣を楽しみながら身につけられるよう、家族で協力して取り組むことがポイントです。

2.学習の基礎を楽しく身につける

学習の基礎を楽しく身につけることも、小学校低学年の子どもにとって重要です。

勉強を苦痛ではなく、日常の一部として自然に取り入れられるようにしましょう。

ポイントは、短い時間から始めることです。例えば、毎日5分間、好きな図鑑を眺めるところから始めるのも良いでしょう。

学校の宿題や簡単なドリルに取り組む時間を設けるのも効果的です。

ただし、「勉強が終わったら遊べる」というルールを作る際は、勉強自体が報酬を得るための手段にならないよう注意が必要です。

むしろ、子どもの好奇心を刺激するような学習方法を見つけることが大切です。

例えば、自然観察を通じて理科を勉強するなど、日常生活と結びつけた楽しい学びを心がけましょう。

こうした習慣づけにより、将来的に長時間集中して学習する力が自然と身についていきます。

3.読書習慣を身につける

読書習慣を身につけることは、小学校低学年の子どもの知的成長に大きな影響を与えます。

大切なのは、子どもの興味に合わせて本を選ぶことです。

親が「いい本」だと思うものを押し付けるのではなく、子ども自身が本屋や図書館で好きな本を選ぶ機会を作りましょう。マンガや絵本でも構いません。

読書が苦手な子どもの場合は、無理に本を読ませる必要はありません。

また、日常生活の中で自然に文字に触れる機会を増やすことも効果的です。

例えば、道路標識を声に出して読んだりするのも良いでしょう。

大切なのは、読書を楽しい活動として捉えさせることです。

そうすることで、読書習慣が身につきやすくなります。

4.運動能力を伸ばす

運動能力を伸ばすことも、小学校低学年の子どもにとって極めて重要です。

この時期の子どもは、体を動かすことが楽しいと感じられる発達段階にあります。

運動の種類は、子どもの興味に合わせて選びましょう。

サッカーや水泳、体操など、様々な選択肢があります。

また、公園で遊ぶ、家族でサイクリングに行くなど、日常生活に運動を取り入れるのもおすすめです。

運動習慣は、単に体力をつけるだけでなく、集中力や忍耐力の向上にもつながります。

疲れにくい体を作ることで、勉強にも長時間取り組めるようになるでしょう。

大切なのは、運動を楽しみながら続けられる環境を作ることです。

無理強いせず、子どもの興味と体力に合わせて徐々に習慣づけていきましょう。

5.多様な体験を積む

小学校低学年の時期に多様な体験を積むことも大事です。

この時期の子どもは好奇心旺盛で、新しい経験に対して積極的です。

様々な体験を通じて、子どもは新しいものごとへの理解を深め、抽象的な概念を具体的なイメージと結びつける力を養います。

例えば、自然体験や科学館見学、料理体験、伝統文化の体験など、幅広い活動を取り入れましょう。

将来勉強する内容をより身近に感じさせ、理解を深めるのに役立ちます。

子どもが自然と「もっと知りたい」と思えるような体験をさせてあげましょう。

6.表現力を育む

表現力を育むことも、小学校低学年の子どもの成長にとって重要です。

日常生活の中で簡単に実践できる方法をいくつか紹介します。

おすすめは「お絵かき日記」です。

毎日の出来事や感情を絵と短い文で表現することで、視覚的・言語的な表現力が養われます。

「お話作り」も良いでしょう。

身近な物を使って簡単な物語を作る遊びを親子で楽しむのです。

想像力と言葉で表現する力が自然と身につきます。

これらの活動を楽しみながら続けることで、子どもの表現力は豊かに育っていくでしょう。

7.コミュニケーション能力を養う

小学校低学年のうちから、コミュニケーション能力を養っておくこともできます。

簡単に実践できるのは家族間での会話です。

食事中や就寝前に、その日の出来事や感じたことを話し合う時間を設けます。

この習慣は、子どもの表現力と聞く力を自然に育てます。

同時に、友達との遊びも大切です。

公園や遊び場で他の子どもたちと交流する機会を増やすことで、社会性が培われます。

絵本の読み聞かせ後に感想を聞いたり、簡単なクイズを出し合ったりするのも良いでしょう。

「聞く力」と「考えて話す力」が育ちます。

家庭でのサポートが難しいなら、小学校低学年向けの塾がおすすめ

小学校低学年は、基礎学力と学習習慣を身につける重要な時期です。

しかし、共働き家庭の増加などにより、家庭でのサポートが難しくなっているのが現実ではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、小学校低学年向けの塾です。

個々の理解度に合わせた指導や、楽しみながら学べる工夫により、学ぶ意欲と基礎学力を同時に育てられます。

また、同年代の子どもたちと一緒に学ぶことで、コミュニケーション能力も自然と身につきます。

将来の学習の土台となるこの時期、専門家のサポートを受けることで、子どもの可能性を最大限に引き出せるでしょう。

グランアシストの「アシストキッズ」は小学校1年生から通える!

グランアシストの「アシストキッズ」は、小学1年生から4年生を対象とした、子どもの可能性を最大限に引き出す新しい学習プログラムです。

特に小学校3年生までの時期は「つのつく年齢」と呼ばれ、子どもの吸収力が最も高く、非認知能力が大きく成長する重要な時期です。

アシストキッズは、単なる学力向上だけでなく、思考力、忍耐力、協調性など、一生役立つ力を楽しく身につけられるよう設計されています。

5つの特色あるコースを用意し、お子様の特性や目標に合わせて選択できます。

思考力、算数力、国語力、速読解力、英語力と、それぞれ専門的にトレーニングできるのが魅力です。

検定制度やスタンプラリーなど、楽しみながら学べる工夫も満載。

週2回45分の授業で、お子様の「できた!」を増やし、自信と可能性を広げていきます。

小学校低学年のうちから、子どもの成長を促進させたいとお考えの保護者の方は、ぜひアシストキッズの体験授業にお越しください。

アシストキッズ